韓ドラに学ぶ事

一時期、テレビドラマのシナリオライターに憧れていた事があります。二十代の頃です。実際にシナリオライターを養成する通信講座なども受講し、いろんなシナリオを読んで勉強していました。世はトレンディードラマ全盛期、あらゆるシナリオライターがその名を轟かせていました。僕がシナリオライターの夢を断念したのは、そんな強者たちの中で、自分の芽を伸ばす事はほとんど不可能だと悟ったからです。すんなり諦めました。それほどに、あの時代のドラマはスゴかったのです。おもしろかったですね。
時は経て、今、韓ドラなるものが圧倒的な人気を誇っています。韓国俳優は、いわば女性たちのアイドル的な存在になっていますね。俳優だけではありません。Kポップと呼ばれる音楽ジャンルも確立しています。今、日本人は韓国に夢中なのですね。韓ドラが日本のテレビ番組に登場し、人々に受け入れられてから、もうかなりの年月が流れています。なのにいまだにテレビのチャンネルを回せば、いたるところで韓ドラが放送されているのはどういう事なのでしょうか。それだけこのドラマを観ている人がいるという事です。
そこで改めて日本のテレビドラマを考えてみますと、今放送されている日本のテレビドラマで、「これは、おもしろい!」と、胸を張って言えるものがないという事。いや、これはあくまでも僕の個人的な我見から物を言わせてもらっているのですが。ひょっとすると、僕自身、最近はあまりテレビドラマを観ていないせいなのかもしれませんね。でも、見たいと言う気がおきない事も事実なのです。
韓ドラはあんなに元気なのに、なんだか悔しい思いです。韓ドラというものは、至って単純なストーリーですね。でも、そこには世の奥樣方を引きつける何ものかが確実にある。シリアスなものもあれば、コメディータッチのものもあります。確かに観ていておもしろい。また観たくなってしまう。なぜか。その点をもっと研究すれば、日本のテレビドラマも昔のように、もっともっとおもしろいものになるのではないでしょうか。